1992年, メキシコ

グアダラハラ爆発事故

送油管と排水管が接触して電池化し腐食

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update:2017/12/22 01:36:17

グアダラハラ爆発事故は、1992年4月22日メキシコ第2の都市グアダラハラで下水道に流入したガソリンが引火爆発し、250人以上の死者を出した爆発事故である。

4時間に渡って爆発は続き、道路が数kmに渡り陥没した。公式の発表では254人の死者と1400人近くの負傷者をだし、15,000人が家を失った。被害額は3億ドルから10億ドルと推定される。

当初は食用油の製造工場が下水に可燃性の液体を流出させたためと思われた。しかし、原因はペメックス(メキシコの国営石油会社)の精油所が地下に通していた鋼鉄製の送油管に、新たに設けられた亜鉛メッキの銅製の配水管が接触したことで、周囲の湿度によって局部電池腐食を起こし、穴の開いた送油管から大量のガソリンが漏れ、それが下水道に流入したことであった。下水管の構造が気化したガソリンがたまる様になっていたことも相まって、放電によりガソリンに引火、爆発事故が発生した。

住民は3日前から強いガソリン臭を訴えており、市の職員も危険なレベルのガソリンの蒸気の量に気付いていたが市長が爆発の危険に気付かず、避難を行わせなかった事が被害を大きくした。事件後、市長をはじめ水道局、ペメックスなどの責任者が逮捕された。