2015年, アメリカ合衆国

バージニア・テレビクルー射殺事件

生放送中のリポーターを射殺

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update:2017/12/18 19:27:30

バージニア・テレビクルー射殺事件は、2015年8月26日バージニア州でテレビの生放送中、リポーターカメラマンが射殺された事件。

概要

東部標準時の2015年8月26日早朝、バージニア州のテレビ局WDBJのニュース番組で、地元商業施設の屋外にてインタビューを生中継していた。

放送中の午前6時46分頃、以前同局で勤務していた元記者で黒人の男であるヴェスター・リー・フラナガンが、同僚であった白人女性リポーターのアリソン・パーカーと、白人男性カメラマンのアダム・ワードを至近距離から射殺し、インタビューを受けていた白人女性にも重傷を負わせた。

銃撃の瞬間はそのまま生放送されており、初めにレポーターが上半身を撃たれ連続した数発の発砲音と悲鳴が聞こえ、直後にカメラが横倒しになり数秒後にスタジオの映像に切り替わった。その際、銃を手にしたフラナガンの姿が一瞬写っていた。

犯行後

射殺事件の数時間後、フラナガンによって発砲者側から撮影した銃撃の動画が、自身のFacebookTwitterに投稿された。また銃殺事件の2時間後、テレビ局ABCニュースファクシミリで23枚からなる犯行声明を送り付けた。

声明では、バージニア工科大学銃乱射事件の犯人(チョ・スンヒ)と、コロンバイン高校銃乱射事件の犯人(エリック・ハリスとディラン・クレボルド)への称賛や、チョから影響を受けたことを述べるとともに、犯行の2か月前にサウスカロライナ州で発生したチャールストン教会銃撃事件が転換点になったと犯行動機を語った。

レンタカーに乗ったフラナガンは、警察に包囲されると自らを撃ち自殺を図った。直ちに病院に搬送されたが死亡した。

フラナガンは以前にWDBJに勤務していたが、怒りの感情を表に出す事が多く望ましくない人物として、2013年に解雇されていた。ABCテレビによれば、フラナガンは職場で人種差別を受けていたと語っていたという。

保守系メディアからは、事件は人種差別主義者によるヘイトクライムであると報じられている。パット・ブキャナンは、被害者が白人でなかったならば現在も生きていたであろうと述べている。