1985年, 日本

大阪連続バラバラ殺人事件

ささいなトラブルから逆上して殺害

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update:2017/12/18 22:36:31

1985年5月から1994年3月までのおよそ9年間、大阪市で4人の女性と1人の少女が殺害された事件。少女以外の遺体はすべてバラバラにされた(バラバラ殺人)。警察庁広域重要指定122号事件

事件

  • 1985年5月 - 家出中の主婦とスタンドバーで意気投合、自宅アパートに連れ込み絞殺。遺体をバラバラにして兵庫県神戸市の雑木林に遺棄。
  • 1985年6月 - 富田林市の知的障害者施設を4月に抜け出して通天閣界隈で遊んでいた女性に声をかけて、寿司屋に入った後アパートに連れ込んだ。ここで関係を持ったが、小遣い1万円を渡したところ「少ない」と言われたため殺害。遺体をバラバラにして奈良県広陵町の竹薮に遺棄した。遺体は6月17日に発見された。
    • グリコ・森永事件を真似て、「怪人22面相」の署名入りの挑戦状を奈良県警高田署の署長宛てに送っていた。またその1ヶ月後には、行きつけのスナックで聞きこみがあったのを知り、「東京に行っていて犯行は不可能」とする新幹線の使用済み切符を同封した実名つきの釈明状も送りつけた。
  • 1987年1月 - 大阪市住吉区で小学3年生の少女を、いたずら目的で自宅アパートに連れ込む。いたずらをしようとするが騒がれたため絞殺。豊能町に遺体を遺棄。殺害後、家族に身代金を要求する電話をかけている。
  • 1993年7月 - 近所でホステスを自宅アパートに連れ込み、関係を持とうとするも金の交渉を持ち出され、彼女に貢いでいた犯人は逆上して絞殺。遺体をバラバラにして豊能町に遺棄。
  • 1994年3月 - 大阪市中央区在住の女性を自宅アパートに連れ込み、関係を持ったが、金の交渉がこじれたため絞殺。遺体をバラバラにして箕面市の山林に遺棄。Kは盗品の洋服を破格の値段で販売していて、女性はなじみの客という関係だった。
  • 1995年4月 - 窃盗の疑いで西成区在住のKが逮捕される。彼の指紋が1985年6月に奈良県で遺体が発見された殺人事件の犯人から警察に送られてきた挑戦状から検出された指紋と一致。Kは5人の殺人事件を自供。

犯行の動機

愛媛県で生まれ育ったKは妻と死別後、西成区に移り、盗品を飲食業の女性たちに破格の値段で販売して生計を立てていた。太った体と愛嬌があり、女性客から「Kちゃん」と親しみを込めて呼ばれるほど人気があった。

しかし金を払うとなると、札束を見せびらかして羽振り良さそうに見せるものの、会計は非常に細かい上に、ささいなことで逆上しやすく、普段の「Kちゃん」の愛嬌はみじんもなかった。

殺人はいずれも通りすがりの少女や女性や、さほど親しくない女性に、「Kちゃん」と愛嬌をふりまき安心させ、己の性欲を満たす目的で自宅に連れ込み、ささいなトラブルから逆上して殺害。遺体を遺棄する際、運搬しやすいようにバラバラにしていたことを自供。その供述を裏付けるかのように、殺害した中で唯一、少女のみバラバラにされていなかった。

裁判